directors

小川絵梨子
OGAWA Eriko

東京都出身。演出家、翻訳家。2004年、ニューヨークのアクターズスタジオ大学院演出部を日本人として初めて卒業。2018年9月より新国立劇場演劇芸術監督を務める。近年の演出作品に、『キネマの天地』『ほんとうのハウンド警部』『作家を探す六人の登場人物』『タージマハルの衛兵』『死と乙女』『骨と十字架』など多数。『今は亡きヘンリー・モス』(サム・シェパード作)の翻訳で第3回小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞。そのほか、第19回読売演劇大賞 杉村春子賞、第48回紀伊國屋演劇賞個人賞、第16回千田是也賞、第21回読売演劇大賞優秀演出家賞、第41回菊田一夫演劇賞を受賞。

『検察側の証人』(アガサ・クリスティ作)*兼演出
『かもめ』(アントン・チェーホフ作/トム・ストッパード英語台本)
『ハングマン』(マーティン・マクドナー作)
『ビューティー・クイーン・オブ・リーナン』『スポケーンの左手』『ロンサム・ウェスト』(マーティン・マクドナー作)*兼演出
『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』(トム・ストッパード作)*兼演出
『いま、ここにある武器』(ジョー・ペンホール作)
『ウィンズロウ・ボーイ』(テレンス・ラティガン作)
『帰郷』(ハロルド・ピンター作)*兼演出


小田島創志
ODASHIMA Soshi

東京都出身。戯曲翻訳家、演劇研究者。お茶の水女子大学、東京芸術大学ほかで非常勤講師を務める。専門はハロルド・ピンターやトム・ストッパードを中心とした現代イギリス演劇。共著に「ジョージ・オーウェル『一九八四年』を読む―ディストピアからポスト・トゥルースまで」(秦邦生編、水声社)があるほか、「悲劇喜劇」2021年7〜11月号まで「演劇時評」のコーナーを担当。

『BIRTHDAY』(ジョー・ペンホール作)
『ポルノグラフィ』(サイモン・スティーヴンス作)
『ウエストブリッジ』(レイチェル・デ=レヘイ作)
『リベリアン・ガール』(ダイアナ・ンナカ・アトゥオナ作)
『タージマハルの衛兵』(ラジヴ・ジョセフ作)
『受取人不明 ADDRESS UNKNOWN』(クレスマン・テイラー作/フランク・ダンロップ脚色)


小山ゆうな
KOYAMA Yuna

ドイツ・ハンブルク出身。演出家、劇作家、翻訳家。劇団NLTを経て2010年よりフリーの演出家として活躍するほか、演劇ユニット「雷ストレンジャーズ」で主宰を務める。近年の翻訳・演出作品に、『愛するとき 死するとき』、『ローズのジレンマ』など。演出作品に『ブライトン・ビーチ回顧録』、『願いがかなうぐつぐつカクテル』、『ロボット・イン・ザ・ガーデン』など。『チック』(ヴォルフガング・ヘルンドルフ作)の演出・翻訳で第10回小田島雄志翻訳戯曲賞、第25回読売演劇大賞 優秀演出家賞を受賞。雷ストレンジャーズ『父』(ストリンドベリ作)にてサンモールスタジオ最優秀団体賞受賞。

『愛するとき 死するとき』(フリッツ・カーター作)*兼演出
『ローズのジレンマ』(ニール・サイモン作)*兼演出
『Little Women -若草物語-』(アラン・ニー作)
『冬の旅』(ヤエル・ロネン作)*兼演出
『ブラウニング・バージョン』(テレンス・ラティガン作)*兼演出


木内宏昌
KIUCHI Hiromasa

東京都出身。演出家、劇作家、戯曲翻訳家。学生劇団、小劇団活動を経て、TPTで海外演出家・美術家との共同創作や、栗山民也演出作の脚本、熊林弘高演出作の翻訳、串田和美演出作の共同演出など携わる。近年の主な舞台演出作品に、CHEKHOV MONODRAMA『チェーコフ イズ グレート、バット…』『人生は素晴らしいか?』、『K.テンペスト』(共同演出)、『人間ども集まれ!』(兼脚本)など。脚本作品に、『Op.110 ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙』、『アドルフに告ぐ』、『TABU〜シーラッハ「禁忌」より〜』、『イリアス』など。『おそるべき親たち』(ジャン・コクトー作)と『TRIBES/トライブス』(ニーナ・レイン作)の翻訳で、第7回小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞。

『夜への長い旅路』『楡の木陰の欲望』(ユージーン・オニール作)
『オイディプス』(ソポクレス作/マシュー・ダンスター翻案)
『罪と罰』(ドストエフスキー原作/フィリップ・ブリーン上演台本)
『かもめ』『桜の園』(アントン・チェーホフ作)
ミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』(ナン・ナイトン脚本・作詞)*兼訳詞・潤色
ミュージカル『イントゥ・ザ・ウッズ』(スティーヴン・ソンドハイム作詞、ジェイムズ・ラパイン脚本)*兼訳詞・演出
『秋のソナタ』(イングマール・ベルイマン脚本)*兼台本
『薔薇の花束の秘密』(マヌエル・プイグ作)


髙田曜子
TAKADA Yoko

東京都出身。翻訳家。『1945』(ロバート・アラン・アッカーマン演出)で通訳補佐を務め、以降、通訳・翻訳の職能を生かして演劇制作を行う。これまでにジョナサン・マンビィ、フィリップ・ブリーン、リチャード・トワイマン、サイモン・ゴドウィン、マシュー・ダンスター、リンゼイ・ポズナーの演出家通訳としてシアターコクーンのDISCOVER WORLD THEATREシリーズ全作に携わるほか、『FORTUNE』でも演出家通訳を担当。

『LUNGS』(ダンカン・マクミラン作)
『Birdland』(サイモン・スティーヴンス作)
『WILD』(マイク・バートレット作)
『カントリー〜THE COUNTRY〜』(マーティン・クリンプ作)
『The River』『Mojo』(ジェズ・バターワース作)
『Some Girl(s)』(ニール・ラビュート作)


常田景子
TSUNEDA Keiko

神奈川県生まれ。翻訳家。野田秀樹主宰「夢の遊眠社」如月小春主宰「NOISE」他で俳優活動、PARCO劇場制作を経て翻訳家となる。戯曲、上演台本の翻訳を主とし、2001年に第8回湯浅芳子賞 翻訳・脚色部門を受賞。戯曲翻訳のほか、訳書に「ヴードゥーの神々」(ゾラ・ニール・ハーストン著)、「現代戯曲の設計」(ゴードン ファレル著)、「戯曲の読み方」(デヴィッド・ボール著)、「リディキュラス!」(デヴィッド・カウフマン著)などがある。

ミュージカル『メリー・ポピンズ』(ジュリアン・フェローズ脚本)
『ダブリン・キャロル』(コナー・マクファーソン作)
『悪魔をやっつけろ!』(デヴィッド・ヘア作)
ミュージカル『Merrily We Roll Along〜あの頃の僕たち〜』(ジョージ・ファース脚本)
ミュージカル『パレード』(アルフレッド・ウーリー脚本)
『スルース〜探偵〜』(アントニー・シェーファー作)
ミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』(リー・ホール脚本)
『子供の時間』(リリアン・ヘルマン作)
『スリーウインターズ』(テーナ・シュティヴィチッチ作)
『人形の家 Part2』(ルーカス・ナス作)
『良い子はみんなご褒美がもらえる』(トム・ストッパード作)
『奇跡の人』(ウィリアム・ギブソン作)
『ピアフ』(パム・ジェムス作)
『6週間のダンスレッスン』(リチャード・アルフィエリ作)
『フリー・コミティッド』(ベッキー・モード作)
『カレンダー・ガールズ』(ティム・ファース脚本)
『プライムたちの夜』(ジョーダン・ハリソン作)
ミュージカル『シカゴ』(フレッド・エッブ&ボブ・フォッシー脚本)
『HISTORY BOYS/ヒストリーボーイズ』(アラン・ベネット作)
『負傷者16人-SIXTEEN WOUNDED-』(エリアム・クライエム作)
『グレンギャリー・グレン・ロス』(デヴィッド・マメット作)


広田敦郎
HIROTA Atsuro

翻訳家。劇団四季、TPTを経て、フリーランスの戯曲翻訳者として活躍。英語圏演劇の古典・新作から非英語圏の作品まで、幅広く翻訳を手掛けている。2009年、トム・ストッパード作『コースト・オブ・ユートピア──ユートピアの岸へ』(蜷川幸雄演出/シアターコクーン)の翻訳で、第2回小田島雄志翻訳戯曲賞を受賞。アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)2013年グランティ。

『FORTUNE』『夜中に犬に起こった奇妙な事件』『ポルノグラフィ』『広い世界のほとりに』(サイモン・スティーヴンス作)
『西洋能 男が死ぬ日』『地獄のオルフェウス』(テネシー・ウィリアムズ作)
『ブラッケン・ムーア〜荒地の亡霊〜』『弁明』『信じる機械』(アレクシ・ケイ・キャンベル作)
『母 MATKA』(カレル・チャペック作)
『民衆の敵』(ヘンリック・イプセン作/シャーロット・バースランド英語逐語訳)
『二十日鼠と人間』(ジョン・スタインベック作)
『ブラディ・ポエトリー』(ハワード・ブレントン作)
『ベルナルダ・アルバの家』(フェデリコ・ガルシア・ロルカ作)
『危険な関係』(クリストファー・ハンプトン作)
『セールスマンの死』『るつぼ』(アーサー・ミラー作)
『禁断の裸体』(ネルソン・ロドリゲス作)*兼ドラマターグ
ミュージカル『I Do! I Do!』(トム・ジョーンズ脚本・詞)
『TRUE WEST』(サム・シェパード作)
『千に砕け散る空の星』(デヴィッド・エルドリッジ/ロバート・ホルマン/サイモン・スティーヴンス作)

翻訳・著作